システム
2017年08月30日(水)
いまさら聞けない、アクセス解析 基本編
皆様こんにちは。sugitaです。
弊社では、AC Dockというウェブサイト解析サービスを展開中です!→こちら
私はこれまで、ウェブ解析についてあまり知らなかったのですが、これを機にいろいろと調べてみました。
アクセス解析と言えば、Googleアナリティクスが有名ですが、専門用語が多くて何をどう見たらいいか分からない!
初心者の方の多くはそのような感想を持たれるのではないでしょうか?
そこで今回は、同じくアクセス解析初心者の私が、今更聞けない「アクセス解析 いろは」をお伝えします!
ページビュー数、ページ別訪問者数
Googleアナリティクスの用語でよく分からなくなる用語
その代表的なものが、この、ページビュー数とページ別訪問者数ではないでしょうか?(そうでもないかな)
これは、計測方法に違いがあります。ページ別訪問者数は、同じ人が同じページを繰り返し見た場合でも、閲覧数は1回です。
一方、ページビュー数は、同じ人が同じページを繰り返し見た場合は、閲覧数が増えていきます。
どちらもページの人気度を測る指標としてよく使われます。
直帰率
ただ、ページの閲覧数だけでは、コンテンツの良さはわかりません。
それがわかる指標の一つが、この直帰率です。
あるページを見た人を、サイト内の他のページから来た人と、Google検索やTwitterなど外部から来た人に分けます。
このとき、外部から来た人のうち、そのページを見ただけで帰ってしまった(=直帰した)人の割合を、直帰率といいます。
※ここでいう「人」とは、ページビュー数のことです。
たとえば、あるページの直帰率が90%だとします。つまり、外部から来た人のうちの90%は、他のページを見ずにそのまま帰ったという意味です。
これにはいろんなストーリーが背景にあるかもしれません。そのページの内容がまさに閲覧者が求めていたものだったので、そのページを見ただけで満足して帰ってしまった。あるいは、下層のページへのバナーが目立たないところにあって、閲覧者が気づかずに帰ってしまった。ポジティブな原因もあれば、ネガティブな原因もあります。
皆様がネットサーフィンされた経験からも分かるように、私たちは検索して出てきたページを一目見て、そこに期待した内容がないと思ったら、すぐに別のサイトに行ってしまいます。直帰率を知れば、少なくとも、閲覧者がそのページのコンテンツをどう思ったのかの手がかりが得られます。
そのページをどのような意図でつくったのか?
・そのページだけ見てもらえればいいのか
・下層のページに誘導したいのか
これらを加味したうえで、直帰率の裏にある閲覧者の気持ちを読み取れば、コンテンツの改善につながります。
平均ページ滞在時間
ところで、ページの作成者にとって気になるのは、ページビュー数だけでなく、その閲覧時間ではないでしょうか。
せっかく作ったページの閲覧時間が5秒などでは、がっかりしてしまいます。
ページの閲覧時間を図る指標として、平均ページ滞在時間があります。
これは、あるページを閲覧した人から「直帰した人を除いた」人の、平均的な滞在時間です。
「直帰した人を除いた」と書きました。これは、滞在時間を、「次のページに移動した時刻ーそのページに訪れた時刻」で計算しているためです。
すぐにサイトを出てしまった場合は「次のページ」がないので、除くことになっています。
だから、直帰率がとても高いページは、滞在時間のサンプルが少なくなって、直帰した人たちがどれくらいの時間、閲覧していたのか分かりません。
たとえば、平均ページ滞在時間がたったの10秒だったとしても、直帰率が90%なら、90%の人たちの滞在時間は分からないということです。
もしかすると、その90%の人たちは、そのページの内容がまさに求めていたものだったので、平均して5分くらい見ていたかもしれません。それで満足したからこそ、他のページを見ずに帰ったのかもしれないですよね。
それを判断するには、一つには、検索ワードを調べるという手があります。Googleアナリティクスでは、「オーガニック検索キーワード」と呼ばれています。
そのページに訪れた際の検索ワードと、実際のコンテンツがあっているかを調べれば、閲覧者が内容に満足したか、そうでないかの推測ができます。
ただ、最近は常時SSL化の波を受けて、検索ワード自体が取得&保存できないことが増えているので、参考程度にしかならないかもしれません。
今回のまとめ
同じ指標でも、ページをつくった意図と閲覧者の気持ちを合わせて考えて、評価することが重要です。ぜひ、アクセス解析をウェブページの向上に役立たせてください!