教育

2013年10月15日(火)

この記事を書いた人: kamiya kamiya

大学入試改革について

最近私が気になっているニュースとして、教育再生実行会議の場で議論されている大学入試改革があります。

国公立大学の2次試験は、従来1点刻みの点数評価による選抜方法でした。
しかし現在の学力重視の選抜を廃止し、面接や論文を課した人物重視へと転換するという話が持ち上がっているのです。

学生にとって、これは喜ばしいことなのでしょうか。

暗記・記憶中心のいわゆる受験勉強に加え、面接などへの対策も打たなくてはいけなくなります。
結局「競争」からは逃れられません。

また大学としても、面接や論文・課外活動の評価を重視する新試験が導入されれば、ペーパー試験に比べて人手などのコストが増大することは明白です。

企業が求める人材として「即戦力」というキーワードが良く挙げられると思います。
社会のニーズに対し、大学が応えるためには旧態依然の入試に頼っていてはいけないという考えがあるのではないでしょうか。
大学への入り口から変革を行い、輩出する学生の質向上に繋げていきたいという思いを私はこのニュースから感じ取りました。

学力という要素だけに頼った選抜からの脱却は考えるべきでしょう。しかし数値化・可視化できない要素を取り入れるためには、選抜結果に納得のできるような評価基準を作らなくてはなりません。

近い将来、新しい選抜方法が導入されたとして、受験生に困惑や不安を与えないようにしていただきたいと思う次第です。

大学入試:国公立大、2次の学力試験廃止 人物重視、面接や論文に――教育再生会議検討(毎日jp様のニュース記事)

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