教育
2015年09月01日(火)
高校生とSNS
こんにちは。9月になって涼しくなってきましたね。
kurahashiです。今日は、高校生のSNSの実態について少しお話をしたいと思います。
高校生のSNS利用の実態
高校生とSNSは、深く密接しており、またSNSは「便利」かつ「危険」なツールであると考えております。
以前、弊社で高校生SNS調査を行った際に、高校生のSNS利用について衝撃を受けました。
まず、高校生のスマートフォン利用率は99%まで増加したというデータがございます。
4年前では、高校生のスマートフォン利用率は30%未満でしたが、現代では、高校生にスマートフォンは当たり前の時代となりました。※1
さらにスマートフォンでどんなアプリを利用するのかというアンケートで一番多い回答として、SNS関係のアプリをよく利用する(60%)とのことでした。※2
SNS上で知り合った友人
また、「一度も会ったことのないSNS上の友人がいる」高校生は50%程であり、そのうちの20%程は、11人以上の「SNS上だけの友人」がいるとのことです。※3
SNSの危険性
SNSの大きな特徴の1つとして、「世界中の誰とでも簡単にコミュニケーションが取ることができる」ことです。このメリットの裏には大きなリスクもあり、顔も見えない全く知らない人と関わることで、犯罪に巻き込まれてしまう恐れも十分にございます。
以前、高校生にSNSの利用についてインタビューを行った際に、「SNS上で知らない人とコミュニケーションを取ることは普通、実際に知らない人と会って遊ぶことに対しても、あまり抵抗がない」との回答がありました。一部の意見ではあることは承知しておりますが、SNSが便利すぎるがため、利用者が危険と常に隣合わせであることは言うまでもございません。
おわりに
SNSの良い使い道はいくらでもありますが、SNSの悪い使い道もいくらでもございます。
またSNSのデメリットを無くすことで、メリットも薄くなってしまうので、むやみに制限することはあまり現実的ではないかもしれません。
犯罪の対象になりやすい学生に向けて学校側が、SNSの使い方や危険性について教育をしっかりと行うことで、SNSが「便利」かつ「安全」なツールとなるのではないかと思います。
(参考)
※1 2015 デジタルアーツ調べ
※2 2015 エー・シー・プラネット調べ
※3 2014 総務省調べ