生活
2017年05月15日(月)
バリウムの正体
先日、とは言ってももう随分前になりますが、胃がんの検診を受けてきました。 これまで何度もまずいなぁと思いながら飲んでいたのですが、ふと「バリウム」って何ぞや? と素朴な疑問がわき調べてみました。
バリウムとは
(Wikipediaより)
硫酸バリウム(りゅうさんバリウム、Barium sulfate)は組成式 BaSO4 で表される、バリウムイオンと硫酸イオンからなるイオン結晶性の化合物。天然には重晶石 (Barite, Heavy Spar) と呼ばれる鉱物として大鉱床を形成して存在し、各種のバリウム製品の原料として使用されている。
純粋なものは無色の結晶であるが、一般的には鉄、マンガン、ストロンチウム、カルシウムなどの不純物を含み、黄褐色または黒灰色を呈し、半透明な鉱物である。鉛、ラジウムを含む北投石が知られる。
化学反応による合成品は医薬用(X線造影剤)に用いられるほか、化学的に安定な性質を応用して塗料、プラスチック、蓄電池等に広く使用されている。医療用の造影剤としての年間推計使用者数は約1,750万人である。
性質
におい・味はない。白色粉末または無色の板状あるいは柱状晶。水には極めて難溶であり、溶解度は 18 ℃ で 0.22 mg/100 mL、100℃で 0.40 mg/100 mL である。
酸、アルカリにもほとんど溶けないが、塩酸と煮沸すると一部溶解する。また濃硫酸には熱時酸性塩 Ba(HSO4)2 を生じて溶ける。
胃レントゲン検査でバリウムを飲む理由
胃レントゲン検査でバリウムを飲む理由は、バリウムがX線を通さないことが原因のようです。X線は目に見えない光の一種で、胃や体を透過します。胃の表面にバリウムが付着することで胃の精密な形が影絵のようにレントゲンフィルムに浮かび上がり、この影絵を放射線科医などのプロが見て胃がんや胃潰瘍といった病気を見つけるのだそうです。
わかったところで、あの飲み辛さがなんとななるわけではないのですが。。。
それでも医療機関によっては飲みやすいように多少味がついていたりするそうです。
私が飲んだ時もほんのり甘かったような気がします。
実は私が本当に嫌いなのは飲むことではなく(飲むのも嫌ではありますが)、 そのあとで下剤を飲まされることです。検査が終わり解放されても下剤のおかげで、1日から1日半ほどお腹の調子が悪く気分もどんよりします。
下剤飲まなくても自然と排泄されるんじゃないの?と思っていたのですが、こんなことも書いてありました。
硫酸バリウムの高比重の特性から、便秘などで消化管の同一箇所に留まった場合に胃腸穿孔を引き起こすなどの重篤の症状を呈することもあり、死亡例も報告されている。
何ときちんと体から排出されないと死に至ることもあるんですね。 下剤も必要というわけです。
最先端のガン検査では血液検査だけで、何種類ものがんのリスクを調べられる検査もあるようです。
線虫を使った検査も実用化に向けて動き出したようです。
それについてはまた調べてみたいと思います。
体に負担のかからない検査が安く受けられるようになるといいですね。